どうも、丘ねぎです。
今回は奨学金について解説します。
奨学金は返すな!ってどういうこと?
結論から言うと金利がものすごく低いので
急いで返す必要がないということです。
金利とは
資金の貸借において借り手から貸し手に支払われる利息(貸借料)の、貸借された金額(元金)に対する割合。
つまりお金を借りたときに
上乗せして返さなければいけない部分のお金です。
簡単に言うと
お金を貸してくれたお礼としてのお金です。
例えば100万円を借りて1年後に返すとします、
年率3%で計算すると
1年後に100万円の3%=3万円を上乗せして
100+3=103万円
返すことになります。
奨学金の金利
ここでは最も一般的な奨学金として
日本学生支援機構(JASSO)を取り上げます。
奨学金にも2種類用意されており、
第一種と第二種があります。
第一種奨学金
第一種はなんと無利子です。
金利0%!優しさの塊!
つまりどれだけ借りても借りたお金だけを返せばOKです。
ただし借りるためには成績が
上位でなければならない制約があります。
第二種奨学金
第二種は有利子です。
金利は最大で年率3%です。
また、金利を決める方式として
利率固定方式と利率見直し方式の2つがあります。
利率固定方式
利率固定方式では借りた当初に決定した金利で
ずっと返済を続けていきます。
近年のデータでは年率1%未満となっています。
(2019年4月は0.153%)
利率見直し方式
利率見直し方式では
5年に一度金利の見直しが行われます。
こちらは近年空前の低金利でなんと
年率0.002%
というびっくりするような低金利です。(2019年4月)
1年間100万円を借りても
上乗せされるのはたったの20円。
そんなにたくさんのお金を貸してくれているのに
お礼がうまい棒2本というふざけた低金利です。
しかも利率固定方式と比べると
約80倍も低金利です。
ただし今後金利が上昇した場合は
最大年率3%払うことになる可能性もあります。
奨学金以外の金利
次に奨学金以外の金利を確認しましょう。
比較対象として
最もわかりやすいのは消費者金融ですね。
アコムとかプロミスとかいろいろありますが
中身は全部一緒です。
なんとその年率...
18%!!!
何かの間違いではないです。
これが現実です。
年率18%ということは
1年間100万円を借りると
18万円も上乗せされます。一撃で月収が吹き飛びます(笑)
奨学金と比較すると
9000倍
多く上乗せされます。
18万円もあったら海外旅行行けますよ?(笑)
消費者金融は極端な例でしたが他の金利はだいたいこんな感じです。
カードローン→14%
マイカーローン→2%〜10%
住宅ローン→1%
リボ払い→15%
この中で一番低金利の住宅ローンですら
奨学金の500倍ですからね。
これで奨学金の金利が圧倒的に低いということが
はっきりとわかります。
奨学金の優しさ
うまい棒2本で許してくれる奨学金さん(失礼)ですが
もっと優しくしてくれます。
実は所得が低いうちは返済を待ってくれるのです。
通常は3月に卒業して
10月から返済がスタートします。
しかしまだまだ新社会人ということで
お金があまりないひとが大半です。
もはや優しさしかありません。
甘えましょう。
年収300万円以下の場合は申請することで
1年間返済を猶予してもらえます。
しかも猶予されている間は金利も凍結されており、
返済額が増えることなく待ってくれるのです。
新社会人の場合は
300万円÷9ヶ月(4月〜12月)=月収33.3万円以下
であれば猶予申請できます。
もちろん就職しなかった人や
仕事をやめてしまった人も
申請すればバッチリ猶予してくれます。
奨学金を返すな!の意味
なぜ僕が
奨学金を返すな!
というふざけたことを言っているのでしょうか?
それは奨学金を焦って返したあとに
お金が足りなくなって
消費者金融で借りるのが最悪だからです。
例えば、少ない給料から頑張って2万円捻出して
奨学金を返済したとします。
2週間後に急遽お金が必要になり、
消費者金融で2万円借りました。
するとどうなるでしょう?
本来猶予してもらえていた
奨学金を先に返してしまったことで
年率18%の消費者金融から
お金を借りてしまいました。
しかもすぐに返済しなければ
年率18%の借金はみるみるうちに膨らんでしまいます。
奨学金の9000倍の速度で金利が膨らみます
特に繰り上げ返済で大きな金額を返済しようと
思っている人は気をつけてください。
消費者金融で30万円とか
借りてしまうことになったら金利に殺されます。
そうなってしまうとたちまち借金地獄です。
知らない人からどんどんカモにされていきます。
でもこれを読んだあなたならもう大丈夫でしょう。
敵の金利がいかにやばいかを知っているので。
そして奨学金はめちゃくちゃ借りてもうまい棒で許してくれます。(重要)
まとめ
もちろん奨学金を最終的には
しっかりと返していくことになりますが
なるべく無駄なお金を使いたくないですよね。
制度としてしっかりと許されているので
遠慮なく猶予してもらいましょう。
そして繰り上げ返済をするくらいなら
もしものときのために
そのお金を貯金するか資産運用に回しておきましょう。